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三太の母と姉のこと

三太は生後2ヶ月の頃、長野県松本市に住むいとこの家から結婚3年目の我が家にもらわれてきた。いとこの伸子ねえちゃんの家の柴犬のダイ(父)とココ(母)の間に産まれた3匹の子犬のうちの末っ子だった。便宜的に上から「一子(いちこ)」「二太(にった)」「三070311_1太(さんた)」と名前をつけられ、松本の広い空の下、伸子ねえちゃんとダンナさん、その子どもの恵子と祐に愛情いっぱいに育てられていた。一子ちゃんは利発で女の子なのに負けん気が強く、二太は三太よりひとまわり大きく好奇心が旺盛で初対面の私たちにもすぐになついた。三太は臆病な子でいつも伸子ねえちゃんについて回る一番の甘えん坊だった。伸子ねえちゃんのうちではすでに3匹の引き取り手を、一子は伸子おねえちゃんのダンナさんの実家、二太はお隣、そして三太は我が家へと決めていた。三太は私たちにすぐにはなつかず、人懐こく天真爛漫な二太にひかれる私たちだった。私たちになついてくれるのかという心配は杞憂に終った。我が家に連れてこられた晩こそ、見知らぬ家に戸惑い、心配そうで悲しそうな夜鳴きをしたが、翌朝にはここにもらわれてきたことを彼なりに理解して観念したのか、あっさり私たちに甘えるようになった。名前をどうしようか悩んだが、松本の家で私たちもさんざん三太と呼んでなれてしまっていたし、折りしもクリスマスの頃だったのでサンタクロースにもかけて、そのまま三太で通すことに決めた。柴犬だから、どちらにしろ日本的な名前にしたかったので、表記は漢字にした。
三太の父のダイは数年前に死んでいる。そして、二太は遊び好きが高じたのか近所のがけから落ちて、やはりずいぶん前に亡くなっている。一子はダンナさんの実家にもらわれていったもののきかん坊で手を焼かせ、間もなく伸子おねえちゃんのもとに出戻ってきた。この一子と母親のココは今も伸子ねえちゃんのうちで元気で生きている。先日、母が伸子ねえちゃんのうちに電話をした時、「三太がぼけちゃって・・・。」という話をしたら、ココも一子も同じような老化の道をたどっていて、ボケ症状が出て1年以上たっているそうだ。狭いところに顔をつっこんだままおちついて固まっているらしい。犬もやはり血筋、親子は同じなんだな、と納得した。うちのダンナにその話をしたら、「今、久々に親子・きょうだいの再会をさせたら、3匹てんでんばらばらにあっちこっちぶつかりながら部屋の隅っこにたどり着き、じーっと頭をつっこんで落ち着いちゃうんだろうな。笑えるだろうな。」と笑って言った。想像するとおかしい。ともあれ、母と姉はボケて老いながらも元気だから、三太もしばらくは元気でいてくれるだろうとほっとしている。

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コメント

三太のお母さんとお姉さんがまだ元気なのか~、安心した。まだまだ大丈夫だね。

Iくんちにも春がきたようだな。先を越されてしまった。

投稿: Chicago Guy | 2007年4月 9日 (月) 00時19分

Chicago Guyさん
耳が遠いのから始まった老化もボケも一緒ってのは
血はあらそえないって思いました。
今はボケてもいい、長生きしてくれって思うよ。
Iくんちはお兄ちゃん、とっても緊張してた。
一生懸命笑ってくれたけど。

投稿: ぽんすけ | 2007年4月10日 (火) 12時46分

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