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三太がなく時

三太は困るほどではないが決しておとなしい犬ではなかった。わりとよくほえた。今は、というとほとんどほえることはなくなった。ボケる以前は下のうち(実家)の食事の場にいれば、「それ、くれ。肉、くれ。」と両親があげるまでほえた(ほえればくれることを喜んで教えてしまった親も親だけど)。今は目や耳の衰えに比べ、まだ機能しているらしい嗅覚のせいか、食べ物を食卓に出すとよたよたと近寄ってきてからだを寄せてくるものの、絶対にほえず、食べ物をせがまなくなった。「快適に食事ができるようになってよかったね。」と両親に言うと、「なんだか余計にいじらしくて。」ととてもさみしそうである。
 今三太がほえる時はうちに帰って自分のフードを食べている途中の雄たけびと、家にひとりぼっちにされたことを知った時(さみしい時)くらいだ。三太は本当にひとりが嫌いなのだ。若い頃から「一人にされたら絶対にさみしくて死んじゃうよね。」とダンナと話していたくらいだから。留守にする時、フードや水を置いておいても私たちが帰るまでは決して食べなかった。私たちが戻ると安心して「何でひとりにしたんだよ~!」と怒りながら(ほえながら)、ボリボリとフードを食べだす三太がかわいかった。

 おととい、さきおとといと珍しくふとんに入っても3時間くらい眠れず、眠った後も度々目が覚めて熟睡ができなかったが、昨日はようやくすぐに寝付け、ぐっすりと眠れた。と思ったら、深夜ダンナの「ファー!ファー!」という叫び声でまたもや起こされた。すぐにダンナに「何の夢見てた?」と起こしたら、「草野球やってた。ピッチャーは江夏だった。」と言っていた。「ファウル!」と叫んでいたのだろう。幸せな夢でいいなあ。まったく、ダンナの叫び声やら老犬の深夜徘徊、と騒々しい我が家であった。
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コメント

三太ってそんなに寂しがりなんだ、飼っているものにとってはいとおしいね。

それにしてもだんなさんの夢は相変わらずお気楽ですな。江夏と野球なんてまるであの博士じゃん。
私も、小説も、テレビでやっていた映画も見ましたよ。小川洋子の小説が大好きなの。

投稿: Chicago Guy | 2007年6月 4日 (月) 00時34分

Chicago Guyさん
私もあの小説思い出したよ(笑)。
小川洋子の小説ってあの本が初めてなの。
Chicago Guyさんのお気に入りの小説家だったんだ。
今度別のを読んでみようかな。

三太は昨日、まだ誰かのせいで階段から転げ落ちました。
ちょうど私は接客中だったんだけど、すごい音がして・・・(涙)。
落ちても「ワン」とも「キャン」とも言いませんでした。
もう、4回目だよ~。かわいそうに。
母にはかわいそうだけどしっかり注意しました。
またしばらくするとケロッとゲートを閉めるのを忘れてしまうのかしら。
いつまで三太が階段落ちに耐えられるのか、不安だわ。

投稿: ぽんすけ | 2007年6月 4日 (月) 19時10分

かさねてコメントです。
ママさんにとってはゲートがどうしても注意に入らないんだね。自動で閉じるものないかねえ。

私の小川の好きな面は「博士」では出てこないんです。不気味だったり不思議だったり執拗だったり、っていうお話が多いです。

投稿: Chicago Guy | 2007年6月 5日 (火) 00時05分

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