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入院からのこと

皆さんからの心からのあたたかい励まし、祈り、本当にありがとうございます。そんな祈りと獣医さんたちの懸命の治療に支えられて、「いつどうにかなってもおかしくない」と言われながら、3晩、三太はがんばってくれています。いまだに状態は予断を許さず、相変わらず危篤であることは変わりないのですが、日曜の夜から比較するといい兆しや変化があります。詳しい状況は素人の私にはわかりませんが、面会に行っている感じからすれば、良くなっているという実感を得ています。一昨日の夜は私が会いに行った時も、昏々と眠っていましたが、昨日の夜はたまに薄目を明けて、足や尻尾をあげて、私の呼びかけに反応しているように思えました。聞こえているのかもしれません。午後にはようやくダンナが戻ってきます。三太は小さな体で全身全霊でがんばってくれました。

日曜日の夜、タクシーで向かった急患受け入れの病院では、三太を見るなり、先生が「ひどいな」とおっしゃいました。口の中が乾ききっているのは脱水がひどく進行している証拠でした。無知を悔やんでも悔やんでも悔やみきれません。熱も非常に高かった。すぐに点滴を始め、レントゲンと血液検査をしました。レントゲンの所見では臓器に異常はみつかりませんでしたが、血液検査はぼろぼろでした。腎臓と肝臓の状態を示す数値が、異常値を振り切っていました。多臓器不全というに等しいような状況です。完全看護の入院が決まり、先生は「最善の努力を尽くすが、明日の朝まで持つかどうかはわかりません。覚悟をしておいてください。」をおっしゃり、万一の場合の延命措置の度合いの希望の確認もされました。私は病院に一晩残ることができるか聞きましたが、治療に専念するためにも、飼い主さんは今夜はお宅で待機してください、と言われました。三太のにおいがしみついた私のTシャツ。三太を感じならがら、ひとりで乗るタクシー。泣いても泣いても悔やみきれませんでした。
 その晩は枕元の携帯に神経が集中していて、びくびくびくびくしていました。もし、電話がなったらどうしようと、悪い方にばかり想像が膨らんでしまいました。けれど、電話はなりませんでした。がんばってくれたのです。
 翌朝、開院前に主治医の先生に連絡を入れ、昨夜の状況を説明して、三太が転院に耐えられれば、転院したいことをお願いして、三太のいる病院に向かいました。意識はありませんでした。それから、おしっこも自力ではまったく作れないほど、まだ腎臓の状態が悪かった。熱は下がりました。先生と相談の結果、20~30分程度の移動なら、なんとか三太も耐えてくれるだろうということで、かかりつけのお医者様に転院することになりました。近くて、三太のことをよくわかってくれている先生の方が私も安心です。たった一晩、初めての患者で重体だったけど、こちらの先生も誠心誠意尽くしてくださったと思います。タクシーを呼んでくださり、昨晩からのカルテやレントゲン写真を持って、その足で、三太を抱いていつもの獣医さんへ向かい、入院しました。
 主治医の先生もショックを受けておられました。普通こんなに急激に状態が悪化することは稀なんだそうです。小さい頃からお世話になっているこの病院に戻れて、少しほっとしました。先生も精一杯努力します、と約束してくれました。あとは、三太の生命力に期待するだけです。
 幸いにも三太はよくがんばってくれています。今現在、点滴をした分のほとんど全量が尿として出るまでに回復しました。数値的にはまだまだ非常に悪いのですが、それでもこれは一縷の望みです。けれど、現在の悪い数値であっても、普通なら意識は戻り、立ち上がることはできるはずなんだそうです。三太の体の中で何が起こっているのかは、先生にもわからないそうです(もちろん、いろいろな検査をすればある程度はわかってくるのかもしれませんが、老齢の三太にそのような検査が耐えられるか、また、必要なのか、という問題が深くかかわっています)。いずれにしろ、私の居ない3日間でここまで状況が悪化するのは普通ではなく、徐々に体内で変化が起きていたと考える方が自然ということです。ここのところ先週と先々週と2回ほど、私は三太を連れずに獣医さんに夜中の夜鳴きや興奮を抑える薬(サプリメント)をもらいに来ていました。その時は徘徊や夜鳴き以外に三太の健康上の異常をまったく感じていなかったので、私ひとりで病院に相談に行ったのです。もし、その時に三太を連れてきていたら、異常をみつけることができたのかもしれないでしょうか?とたずねました。しかし、飼い主さんから見て健康上の異常がなく、相談内容が徘徊行動だけであれば、通常血液検査まではしません、とおっしゃられました。
 主治医の先生をはじめ、病院の先生方は本当に一生懸命がんばってくれています。獣医さんとは、本当に自分の生活を犠牲にしなければできない仕事だと身をもって知りました。シビアな人は日曜日に私が電話を入れたときに、先生の方でももう少し察知できなかったのか、と思う向きがあるかもしれませんが、私には無知な自分を責めても、先生は責められません。ありがたく、感謝してもしきれません。

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三太」カテゴリの記事

コメント

入院させてからの夜は長かったですね・・・。
でも、いい病院と先生に恵まれたし、慣れ親しんだ病院に戻れてよかったです。過ぎたことをあれこれ考えるより、これから先に出来ることを考えるようにしないと、これからの体力がもちませんよ。困難にぶつかったときの解決策は未来にしかないんだよ~。だから、今いちばんできることをしましょう。私は祈ることしかできないけれど、それしかできないから、そうしたいとおもいます。

投稿: kero | 2008年8月 6日 (水) 18時11分

“危篤”からは脱したと思っていいのかな。まだまだ大変なんでしょうけど、とりあえずダンナさんが帰ってきてよかった。話せる相手がいると心強いよね。
タクシーで深夜営業の獣医さんに行くあたり、去年の私の野良猫騒動を思い出します。

投稿: Chicago Guy | 2008年8月 6日 (水) 21時13分

三太くんもぽんすけさんもよくがんばってるね。
つらい思いはまだ晴れないのでしょうが、文面から快方に向かっていると私は受け取りました。
つらさはご主人に半分任せて、回復の喜びを二人で分かち合ってください。

投稿: ふくpi・おふう | 2008年8月 6日 (水) 22時05分

なにかあったかな、と思ってたんだけど、ブログが開けなかったの。ようやく読めました。
苦しい日々だったんだね。なにも力になれずごめんなさい…

投稿: かおる | 2008年8月 7日 (木) 07時47分

まだまだ心配な状況が続くのですね。
三太さんには頑張ってもらいたいです。
ぽんすけさんのお気持ち、痛いほど伝わってきます。
三太さんもきっとぽんすけさんの望みを叶えようと、今必死に闘っているところでしょう。
私も回復をお祈りしています。

投稿: ぴろろ | 2008年8月 7日 (木) 09時06分

ぽんすけさんは精一杯やったし、やっているよ。大丈夫。あとはきっといる神様が、最善のはからいをしてくれる。私もただただ祈っています。
そしてぽんすけさん、あなたのことが心配です。無理をしないでと言っても難しいでしょうが。皆が見守っています。抱えこまないでね。大丈夫だから。

投稿: ゆっち | 2008年8月 7日 (木) 09時48分

keroさん
いつもいつも、励ましてくれて本当にありがとう。
出張から戻ってからというもの、時間の感覚がありません。
浮遊しているような感じです。
私も精一杯がんばった、と言いたいところですが、そう言えないのが辛いです。
最初から今に至るまで、精一杯がんばっているのは三太です。
私も信じて祈るしかありません。


Chicago-guyさん
まだ急変があってもおかしくないの。
老犬だからね・・・。
先生は毎晩付ききりで看てくれています。
私もまだいつ電話がかかるかびくびくしています。
めそめそしても仕方ない、とわかっていても、家の中の三太の痕跡をみるとどうしようもなく涙が出てきてしまいます。


おふうさん
ありがとう。
いつも自分で大事な決断をしているおふうさんの言葉がやさしく染み入ります。
毎晩三太の様子を見に病院に行っていますが、懸命の治療と三太のがんばりで、わずかずつですが、回復しているようです。
でも、どこまで回復するのか、どこまでがんばれるか、全然わかりません。
できる限り、私たちも三太を支えるつもりです。


かおるちゃん
もう北海道から戻ったのかな。お帰りなさい。
心配してくれたんだね。
どうもありがとう。
生き物を飼うということ、一緒に暮らすということ、命はいつか尽きること・・・。
泣きながら色々な思いがぐるぐる巡りました。
飼わなければこんなに悲しい思いもしないだろうけど、でも、三太と出会えてよかったと心から思います。


ぴろろさん
三太、小さいからだいっぱい、がんばってくれてます。
私たちが声を掛けると、反応してくれます。
そんな様子を見ながら、先生も「わかってくれてますね」とおっしゃってくれています。
回復しても寝たきりでしょうが、またうちで一緒に暮らしたいです。
皆さんの祈りの気持ちに、私たちも三太も励まされています。
どうもありがとう。


ゆっち
ありがとう。
精一杯がんばった、とは自分で胸張れないよ。
もっとなんとかなったはず、という気持ちは多分もう一生消えない。
でも、ゆっちの優しい言葉で仕方なかったのかもしれない、と自分をなぐさめています。
夜もまだ完全看護で連絡が来る可能性があるし、まだ少し気分が落ち着かないので、私の主治医の先生に相談して、軽い睡眠薬(寝入りばなだけ助けてもらう。軽いから、夜中はちょくちょく目が覚めるけど、そうじゃないと、万が一の電話も聞こえなかったら困る)を出してもらって眠るようにしてますから、大丈夫。
ダイエットも主人が戻ってきたので、少しまともになると思います。

投稿: ぽんすけ | 2008年8月 7日 (木) 12時09分

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