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スィートポテト・父と母とウィル

Photo さつまいもが余っていたところに、さらにダンナの実家から届き、思い立って夜スィートポテトを作った。スィートポテトって言ったって超適当で、言うならばちょっとだけ材料リッチ(と言ったって、生クリームも買わず、牛乳とバターと砂糖とバニラエッセンスだけ)な、「洋風芋きんとん」って感じだけど。オーブンも使わず、トースターで焼いただけ、艶出しの卵の黄身も塗らなかった。おいしいですよ!焼きたてあつあつよりも、一晩寝かせて常温で食べた方がおいしいと思う。

 ウィルは私に対してはいい子だ。それはごはんやたっぷりとしたさんぽなどの世話をほとんどやっているし、ダメなときはちゃんとその場でしかり、いい子のときは思い切りほめているから。それなりに犬の飼い方の本をあれこれ読んで調べたり、試行錯誤ながらも、専門家の意見を参考に(プロも色々な見解があるし、犬の性格もあるから、「これが絶対」という育て方はない)なるべくひとりよがりにならないように育てているつもり。ウィルを引き渡してくれたボランティアの方から「人間は『例外』を認めるけど、犬に『例外』はありません」と言われた。三太の時には食卓の人間の食べ物をあげてしまったので、ウィルにはそういうことはしないようにしようと、最初にしっかりと父と母に約束した。ウィルはまだ子どもで何にでも興味を示し、遊んでくれるとわかると、うれしくてうれしくてすごく興奮してしまう。人間の言うこともまだまだ勉強の最中。100倍親ばかになっても、決して聞き分けがよく、察しのいいお利口さんではない。三太だって最初は私の手を焼かせ、困らせて、泣かしたこともある。子犬なんだからそれが当然だと思っているし、そんな天真爛漫なウィルを私はかわいいと思っている。人間と犬との理想の関係なんて1ヶ月やそこらで作られるもんじゃない。長い年月を共にして、お互いをわかりあって作り上げていくものだと思っている。私がウィルの性格を含めて日頃一番心を砕いていることは「ウィルが失敗するシチュエーションを作らないこと」。ウィルが一番関心のある「食べ物」もウィルの届くところに絶対に置かない。でも、年とったじいじやばあばには注意力に限界がある。隙がどうしたってできてしまう。そしてウィルは「失敗」してしまう。甘やかし方もじいじやばあばには問題がある。遊びたくて、うれしくて甘噛みをしてもじいじなんかは最初は笑いながら容認しているけど、「ダメなものはダメとはっきり言って、無視しないと遊んでもらっていると思ってエスカレートするよ」と注意しても、父は最初は「そんなこといってもわからんだろう」とか一見おおらかを装って笑い、そのうち私の言うとおり、甘噛みがエスカレートして父の容認の域を超えると怒り出す。あれじゃウィルは困ってしまう。母も理論だてて育てるということに慣れていない。「ウィルをこんな風にしたい」という気持ちはあっても「であれば、どうしたらそうなるか?」という具体的・理論的な方法をまったく考えない(もともとそういう思考が苦手な人)。情緒的に「犬にも人の言葉は通じる」と思い込んでいるので、よく言い聞かせればわかると思い込んでいる。先日は台所の調理台の上の食材を食べようとしたウィルを母が叱ったら、ウィルが興奮して母の手を噛んでしまい、慌てて医者に連れて行った。そもそも調理台に前足をかけて覗き込むことを「かわいい」と母が容認してしまったのがいけないと思う。「調理台に足を掛けることはいけないことじゃない」と思ったウィルは、行動がエスカレートしてしまったのだ。興奮した父や母の指示に一貫性がないことは、ウィルにわかる。だから、父や母にウィルはまだ不信感がある。父や母にはウィルはかなり困ったちゃんで、そんなウィルに対して父も母も相当当惑していることがそばにいる私にはわかる。父や母がハッピーでなければ、私も辛い。父や母をガマンさせているかと思うと気持ちが塞ぐ。根気強く「ウィルはそうするとこう思ってしまうから、これこれこうしてね」と父や母に指示するしかない。
 昨日は初めて母がひとりでウィルをさんぽに連れて行こうと(おととい、私も一緒に母についてさんぽに出てみた。ウィルの行動傾向とか、引き綱の持ち方とか教えながら)出かけたけど、ウィルは家を出てすぐに立ち止まり家を振り返り、それ以上ガンとして進もうとしてくれなかったそうだ。「あんたじゃないとダメなのよ」としょぼくれながら帰ってきた。今日の昼は父の昼ごはんに食いつこうとして父が感情的に怒り出し、ウィルも興奮して歯をむくという場面に出くわしてしまった。
 父や母とウィルとの関わり方を、もっと私が考えてあげないとダメそうだ。でも、自信ない。

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コメント

犬の飼い主わかばマークの私としては、イロイロ考えさせられる記事です。先日も「どうやって叱る?」と聞いた答えが「叱る状況を作らないようにしてる」と聞いて、それが頭に残っています。例外はない、というのも重要ですね。うちの場合は私とダーリンとのやりかたが違うと犬が混乱するだけということ・・・分かる気がします。

最近の発見・・・「だめ!」と叱ると、人間とまったく同じでフテたり、モノに八つ当たりするんですね!こんなことも発見な毎日なのですが、叱るときは一貫すること・・・まずは心がけたいと思います。

自家製のスイートポテトおいしそう!うちはカボチャがまだ余っています。保存はきくけど新鮮なうちに食べたいんですよねえ。

投稿: kero | 2008年11月11日 (火) 17時00分

昨日、読んだ後にネット接続ができなくなってコメできなくなっちゃいました~
ハチ公のお誕生日だったんだね、もらわれ犬だったのにお誕生日がわかるんだね。そうか、三太ももらった先から聞けるからわかるのかな。
今日のスイートポテトは美味しそうですなあ。そんな手抜きでも(失礼!)それっぽく、美味しくできるんですね。さすが。
父・母については、う~ん大変そうだ。三太の時より年をとっちゃってるのもあるしね~。そんな思いもあって忙しそうだったのね。
人間の子だとね、じじばばはわがまま聞いてくれるところ、と使い分けするんだけどね。例外はないのかー、でもあまり深刻に考えるなよ。

投稿: Chicago Guy | 2008年11月11日 (火) 19時26分

すごいなぁ~ぽんすけさん。
言葉を話せないワンコとコミュニケーションをとるのは大変だけど(人の子供は話せる様になっていくものね)家族の気持ちも、ウィル君の気持ちも考えてあげられる、ぽんすけさんは、すごいよぉ~(>_<)
子犬のウィル君をめぐっての、ぽんすけ家…頑張ってね(^-^)☆

こちらで、皆さんの書込みを読んでいると、少しずつワンコが怖くなくなってきたかも(*^_^*)
最近は、ペットショップ覗いちゃうもんね。
ただ、ぜーったい飼えそうにはない。
何故なら、同居の義母は、動物が嫌いらしく、隣家のプードルとは、正に敵同士(^_^;)
チラッと姿が見えただけで、凄い勢いで吠えられてます。(ちなみに、私は一度も吠えられた事はありません(^^ゞ)
…という訳で、これからも勉強させていただきますo(^o^)o

投稿: ゆみこ | 2008年11月11日 (火) 21時04分

keroさん
グッディーも叱るとふてくされたりする?
うちは叱るとふてたり、余計に興奮して手に負えなくなるの。
だから、なるべく叱る状況を作りたくないのよね。
ほめて育てるタイプなんだよね(でもなぜほめられているのか、イマイチわかってない様子・苦笑)。
三太は叱っても逆ギレすることはなかった(もっとも、子犬の時はやっぱる傍若無人だったかも)から、犬でこんなに違うんだなって。
うちは父や母と一緒にいる時間が多いだけに、悩みも深いです・・・。
かぼちゃ、うちももらい物が・・・。
でも半分なんで、いつものように甘く煮たり、焼いたりで消費できそうです。


Chicago-guyさん
たまに接続トラブルがあるね。
犬の病院受診や各種届出の際は誕生日を書かなければならないので、買ったり、ブリーダーから譲り受けた時(ハチはそうだよね)、必ず誕生日を教えてくれるはずです。
ウィルのような場合は大体何歳かくらいしかわからないので、こちらである程度の範囲で誕生日決めちゃうの。
ちなみにウィルの誕生日は三太の命日にしました。
人間でもそうだろうけど、じじばばと父母との育て方の違いって多かれ少なかれ悩むものなんだろうね。
私は犬でさえ、悩むのだから、人間だったらノイローゼになっているかしら(苦笑)。
そういえばスィートポテトの正式な作り方って、調べたことないの(笑)。


ゆみこさん
そうか、同居のお義母さんが犬嫌いじゃどうにもならないよね。
やっぱり犬好きの人にはそういう空気が漂っているみたいだし、逆もそうで、犬にはわかるのよね、それは。
三太が死んでしまい、ウィルが来るまでのわずかな期間でしたが、久しぶりに夫婦二人の穏やかですこしゆるい空気に包まれて、それはそれでいいものだな、と思いましたよ。
犬がいなくても夫婦が仲良ければ、それでいいのよね。
同居や二世帯など、近い距離に親がいると、どうしても色々なことが目に入ってしまい、あれこれ考えすぎるのよね。
近いからこそのよさももちろんあるけどね。
まあ物事、一長一短、光があれば陰もある、と思ってます。

投稿: ぽんすけ | 2008年11月12日 (水) 12時27分

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