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辛かった頃のお守りと薬

Photo 春本番。うちの仕事もいよいよ新シーズン開始です。昨日の夜は縁起を担いでカツ丼を食べました。毎年今頃には緊張して、ちょっとでもパワーが欲しくてカツを食べてます(笑)。

融通が利かず、物事をまじめに考え過ぎ、失敗を恐れ、人からどんな風に思われているかいつも気にする性格。大学を卒業して、会社に入って、24歳になってすぐ結婚して、と、大きな挫折もなく、かといって何か自分の力で成し遂げたということもないので、いつも運だけで生きてきた自信のない私でした。
 端からは順風満帆にみえたかもしれないけど、辛い葛藤ばかり自己嫌悪ばかりの年月が続きました。特にダンナが私の実家の家業を正式にやるようになって、私もダンナと共に現在の仕事をやらざるを得なくなってからが一番辛かった。仕事をする自信がなかったのです。いや、やれば多分自分にはできる、というプライドはあったけど、仕事に向かい合い、失敗をするのを極度に怖がっていました。実際、始めて間もなく大きな失敗をして、それが恐怖心をいっそう駆り立てていたと思います。
 そういうトンネルの中で使ったのが「バッチ・フラワーレメディー」とアロマテラピーでした。アロマテラピーはポピュラーだから皆よく知っているでしょうけれど、フラワーレメディーはそれほど広がってはいないかもしれないですね。イギリスの医師だったエドワード・バッチ博士が1930年代に作ったもので、主に植物のエネルギーを独特の方法で抽出したものです。飲んだり、つけたりするものだけど、薬ではありません。38種類あるフラワーレメディーから自分の感情に合ったものを選び、癒していくというものです。レメディーの解説本などを読むと、ちょっと宗教がかってるなあと思うところもあります。ヨガとかもそうですよね。自分の感情に向き合い、掘り下げるということ、そして、自然の力からエネルギーをもらう、という感覚です。結局はレメディーを飲んだり、アロマ(植物のエッセンスだから、植物の力を借りているという感じです)の力を借りただけで、トンネルから出られたわけではないです。本当のお薬のお世話にもなりました。そして私の場合には、最終的に結局は悩みの大元から逃げても解決は遠のくだけで、怖くても不安でも、がんばって続けていく、経験を積んでいくことしか、不安から抜け出す方法はないのです。薬にはなりませんでしたが、フラワーレメディーや精油は助けにはなっていたと思います。緊張で心臓が口から飛び出しそう、このまま仕事を捨てて逃げ出したいという時、ハンカチに垂らしておいた精油の香りをかいで深呼吸して、「大丈夫、うまくいく」と思い込ませたものでした。木や花が味方になって力を貸してくれるような気持ちでした。
 仕事に限らず、今まで色々なことがあって、自分の嫌なところばかり目に付いていましたが、ようやく最近普通になれたと思います(笑)。よかった。ブログを書くことも自分の毎日が捨てたものじゃないと確認したり、自分の奮い立たせたりと助けになっています。長期間に渡り、あれほど悩まなければ、今も昔と同じように自信がなく、人をうらやんだり、自己嫌悪に陥ってばかりだったと思います。できればあんな思いも経験もしたくなかったけど、私には必要だったことなのかもしれない。今はもう昔のように焦らずに毎日少しずつでも前進できれば、いや、前進しなくたって生きていければいいや、と思っています。
 今、私と同じように暗いトンネルに中にいる人も、きっと出口は見えてくるので、あきらめずにがんばってほしいと思います。
 今は幸いにもレメディーを使うことがなくなり、冷蔵庫の奥深くに眠っているのをつい先日思い出して、この記事を書きました。精油の方は花粉よけのマスクの中に、毎日ペパーミントの精油を垂らしています。

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胸のうち」カテゴリの記事

コメント

友人がどんな風に歩んできたか理解して、その歩みをちょっとは自分に引き寄せることができるような場所に、私もようやく立っていられるようになったと、ぽんすけさんの日記を読んで思いました。
人によって抱える問題はそれぞれだけど、悩みがあること、問題があることは打開するためのステップだと前向きに考えることにしました。(J-WAVEで姜尚中さんもそんなことを言っていました)

投稿: ふくpi・おふう | 2009年3月12日 (木) 22時42分

メレディーっていう存在もぽんすけさんが使っていたっていうのも初めて聞きました。
ぽんすけさんの今の仕事は、現場でのぶっつけでのお仕事だから、ホントに大変そうだなと、いつも緊張するのは当然だと、よくやっているなと感心しています。好きで飛び込んだわけじゃなく成り行き上だったしね。でも、決して嫌いなことじゃなく、内心自信があるんだもんね、最近元気になって、表に自信が出てきてよかったです。ブログや通院を勧めてくれた方に感謝です。辛い時期にはこっちも子育てで余裕がなくて向き合えなくてごめんね。
あと経験が自信を持たせてくれるよね、それは自分の仕事を通してもわかります。これからはもっと上向きなるよ、3月が新しいタームの始まりなんだね、私にとっては2月でした、お互いがんばるべー!

投稿: Chicago Guy | 2009年3月12日 (木) 23時20分

四半世紀に及ぶ月日の間に、お互い、いろんなことがあったんですね。

人間、四十年もやってると、本当にいろんなことがあって、そして、これからもっと大変なこともあるのかな、って思います。


私、こういう時、つい余計なこと言ってしまいそうな性質なので、もうやめときますが、

「みんな、それぞれ、頑張ってるんだ、一生懸命に生きてるんだ、それが何よりのことだよ」
って思いました。

投稿: ヘッジホッグ | 2009年3月13日 (金) 00時02分

前から思うのだけど、この季節は「気」が乱れるなあって。それは春に向けて植物が力を蓄えてピークにもっていく時期だから1年の蓄積がいい形でも悪い形でも自然界に吐き出されて、それがあたりを漂っているから・・・なんて、そんなふうにぼんやりと感じます。やっぱり私たちは自然の一員で、だからこそ、疲れているときほど自然に沿うことが体を回復させることに大きくつながるのではと・・・。

レメディーがアロマと違うこと、初めて知りました。ずいぶん早くにご存知であったということ、それをお守りにしていたつらい時期を乗り越えての今なのですね。よくがんばりましたね~。でも仕事については自信もあるのだから、きっとこれからはつまづくことがあっても、前よりずうっと自信を持って乗り越えていけると思います。こういう根拠のない自信、必要なんでですよね(笑)

悩むつらい時期があって初めて、本当の自分の気持ちに気づくとよく言われます。渦中にいるときは一刻も早く抜け出したい思いでもがけばもがくほど泥沼・・という感じがあっても、抜け出してみれば、その時期はあってよかったんだと思えたりしますよね。それまでのすべての自分の時間が重なって、現在の「まあ納得できる自分」があると思えるようでいたいなあと常々思いますが、やっぱり揺れることは免れないだろうなと思います。

それから、私の挫折や苦労はぽんすけさんに比べてまだまだな気がしたけれど、でも、そういうことは人と較べることじゃないし、本当に人それぞれが各々の人生の中でがんばっているって思います。

昨夜23時まで残業になってしまって、いろいろ考えてることがココに出ちゃいました・・・長文ごめんなさい!

投稿: kero | 2009年3月13日 (金) 10時43分

おふうさん
こんなふうにブログを書かなければ、つながっていなければ、なかなか話せない話でした。
私はようやく「普通」になって、まだまだやっぱり先は長く、これからも悩みながら生きていくんだろうなあと思います。
姜尚中さんのベストセラー「悩む力」読みましたか。
ダンナが時間つぶしに買ったのですが、私は共感することが多かったです。
みんながんばっているんだよね、ほんと、がんばりましょう!


Chicago guyさん
レメディー使っていたりするのって内向的でちょっと恥ずかしかったの。
仕事については決して自信があるわけじゃないですが、前のような異常な悲観をしなくなったということです。
段階と時間が必要ですね、どんなことも焦ってもいいことはないと思いました。
こんなご時世だから、どんどん上向きになるかはわからない。
がんばっていくだけです。
辛い時、とても助けてもらっていましたよ、ありがとう!
ほんと、色々あるけど、がんばっていこうね!


ヘッジホックさん
40にもなるとそれなりにいろいろな思いも経験もしますよね。
ヘッジホック先輩とも高校を出てから、ほとんど接点がありませんでしたが、今まで私と同じように色々なことを見て悩んで行動されてきたと思います。
みんな一緒なんだ!と思えることがなんとすてきなことか!
そして「生きてるだけでまるもうけ」の精神が多分今の時代は必要な気がします。


keroさん
夜遅くまでの残業、お疲れ様でした!
季節の変化、というのはあると思います。
人生も季節にたとえられるように。
これから先もやっぱり本当に自信を持つために悩んだり落ち込んだりを繰り返していくでしょう。
もっと辛いことも待っている気がする。
でも、何とか乗り越えていけるだろう、だってみんなそうしている、と思えるようになりました(笑)。
人それぞれ日々もまれ、乗り越えている、毎年春は来ると思います。

投稿: ぽんすけ | 2009年3月13日 (金) 13時49分

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