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最近読んだ本

最近読んだ(読んでいる)本。

インターセックス Book インターセックス

著者:帚木 蓬生
販売元:集英社
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男でも女でもない(男でもあり女でもあるともいえる)第三の性、「インターセックス」に生まれつくマイノリティーがいる、ということは知っていたけど、これはそういうからだに生まれついた人々とそういう人々を懸命に支える医師たち、最先端医療の明暗を描く物語。物語は一人のインターセックス治療の熱意ある女医と最先端の技術と設備を持つ大病院の院長が主人公で、読み進めるうちに病院をめぐる数々の疑惑が明らかになっていくサスペンス。治療行為の行き着く果てはかなりショッキングで、現代医療の罪を考えさせられます。医療というのは健常であることを良しとして、異常な状態から健常な状態に治していくことであるが、異常であることは悪ではなく、それをそのまま受け止める、受け入れるということも医療のベクトルの一つである、と思います。分厚い本だけど、面白いので一気に読んじゃう。寝不足に注意。読後知ったんだけど、この小説は「エンブリオ」という小説の続編なのだそうです(今、借りようと予約中)。

エンブリオ Book エンブリオ

著者:帚木 蓬生
販売元:集英社
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 この著者はお医者様でもあるので、ほかにも医療関係の小説を多く書いてます。私が最初に読んだのは「閉鎖病棟」という精神病院の話です。これも人間の尊厳を考えさせられる小説で、好きです。

閉鎖病棟 (新潮文庫) Book 閉鎖病棟 (新潮文庫)

著者:帚木 蓬生
販売元:新潮社
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今読みかけなのは、全然違うタイプの本です。

シズコさん Book シズコさん

著者:佐野 洋子
販売元:新潮社
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ボケてしまった母親をめぐっての著者の回想。母と子の憎しみと相半ばする愛情や切なさをズバッっと残酷に、コミカルに書いています。大方の娘は母と自分との関係にいまだ悩んでいる、または悩んできたと思います。読む人それぞれに自分と母を重ねあわせると思います。

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コメント

ウィルくんとの生活に慣れて、読書量が少しは戻りつつあるのかな?

知らないけれど実際にある世界を垣間見られる、ファンタジーではない小説は、読んでるといろんなことを考えさせられますよね。最近そういう本読んでないなあ・・・。

投稿: kero | 2009年5月 7日 (木) 17時32分

ここに来たとたんに本の絵とタイトルにドキリとさせられちゃいました(笑)
ぽんすけさんの紹介文を読んで全部が読みたくなったよ。

投稿: Chicago Guy | 2009年5月 7日 (木) 20時30分

keroさん
ウィルとの暮らしはすっかり慣れました(笑)。
相変わらず天気にかかわらず朝晩二回よく歩いていますよ(笑)。
本との出会いって機運みたいなものがやっぱりありますよね。
賞をとったり、多くの人が「いい!面白い」という本も読んでみると面白くないことも多くて(へそ曲がり?)。
冬の間はしばらく読みたいと思う本と出会わずにいましたが、最近また芋蔓式みたいな感じであれこれヒットしています。
自分だけでは考えられないことや体験できないこと、生きるヒントが本には詰っていますよね。


Chicago guyさん
昨日の晩、「シズコさん」読了しました。
時にクスっと笑いながら、最後は涙が止まらず、枕に涙の大きなシミができました。
大人になってから読んだ本で一番感動して泣いた本かもしれない。
是非読んでみてください。
Chicago guyさんも色々思うことが多い本だと思います。

投稿: ぽんすけ | 2009年5月 8日 (金) 18時00分

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