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見舞いで帰省

 実は四月に入ってすぐ、ダンナのお父さんが倒れて入院していた。お父さんは長年糖尿病でインシュリンを毎日打っているのだが、たまに低血糖で意識がなくなって倒れることもあって、ここ10年近く、自動車の運転もやめている。今回もいつもの低血糖だと思い、ご近所のかかりつけ医に往診を頼んで診てもらったところ、状況がとても悪かったので、その場で救急車を呼んでの緊急入院となってしまった。もう少し手当てが遅ければ植物状態になっていた、と主治医に言われて、あとから怖さを実感した。入院して、あちらこちらを調べたところ、心電図の異常が激しく、心筋梗塞が疑われるので、近々、心臓カテーテル検査をすることになっている。うちの仕事がちょうど忙しい真っ只中で、なかなかお見舞いに行く時間がとれなかったのだが、昨日の午後、時間をこじあけて、ようやく帰省した。担当の先生にも挨拶が出来たし、お父さんの現在の身体の状態もだいたい把握できた。今後はその心臓カテーテルの検査結果によって、治療方針を決めていく。
 お父さんは想像していたより元気そうで、そろそろ半月になろうとしている入院生活に退屈していそうだった。お父さんはダンナが幼稚園の頃、当時営んでいた牧場の作業中に農機械に右腕を巻き込まれ、右腕をなくしている。そんなこともあって、寝ながら読書することも、難儀なんだろうと思う。足が弱っちゃいけないと病院内を毎日ウロウロ歩いているそうだ。自家用の野菜を自分のうちの前の畑で育てることが一番の楽しみの父なので、畑の心配ばかりしていた。本当は今頃はやるべき作業がたくさんあるそうだ。
 お父さんの見舞いに行ったのだが、どっちかというと、お母さんの方が心配な感じ。パッと見て「お母さん、痩せた」とつぶやいてしまうくらい、はっきりとお正月に会った時より痩せていた。毎日の病院通いも辛いだろうし。お母さんは家事が好きでも得意でもない人なので、お父さんが入院してしまって、多分食生活もさらにいい加減になっているに違いない。抜け殻のようになっている気がする。「夜中目が覚めると『ああそうだ、お父さんはこのうちにいないんだ。死んじゃうとこんな毎日なのかな』ってふと思うんよ~」と言っていた。
 お父さんは80近いし、お母さんも70代半ば。私が嫁に入った時と比べると、本当に、年取ってしまった。久しぶりに会うとそれをすごく感じて、複雑な気持ちになってしまう。考えたくない、見たくないあれこれに、ため息をついてしまった。病院に3時間ほどいたけれど、健康な私までどっと疲れてしまった。
 お母さんも疲れていそうだし、私も正直疲れていたので、実家には寄らずに病院で別れて帰ってしまったけど、お母さんとおうちで夕飯一食ぐらい一緒に食べてあげればよかった、と今朝になって反省しました。ゴールデンウィークは仕事が中心だけど、こんな時くらい、泊まることは無理かもしれないけど時間をなんとか作って帰省して、ちょっとは元気付けてあげようと考えています。

しかし、お見舞いに定番のお花を持っていったら、最近は感染予防の見地から病室にお花を飾れないんだって?ちょっとさびしいですね。でも、お見舞いの人が来ない患者さんだっているだろうから、そういう人にはさびしくなくていいのかな。

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出来事あれこれ」カテゴリの記事

コメント

お父様、心配ですね。お母様のほうも、、。

じつは、私の実家でも父が、去年暮れに、もうじき90歳だというの
に大きな手術をしました。大分良くなったけど、一緒にいる母もまた、心配です。

自分も年とったんだから当たり前だけど、親も年とるんですよね。
お互いに、気を使いつつ、でも甘えつつ、今までとはまた、変わってくる親子の距離感をはかりつつ、のこの頃です。

どうぞ、お大事に。

投稿: ヘッジホッグ | 2010年4月13日 (火) 21時32分

いつも、ご主人様の実家から送られてくるたくさんの野菜の記事を読んでいたけれど、その作り主のお義父さまのご病気、お義母さまのご様子、心配ですね・・・。

最近ぽんすけさんにいただいたコメントで、夫婦の形は人それぞれとありましたが、こういう親子関係(義理もふくめて)も人それぞれですよね。それぞれの生活を大切にしながら、今までとは違う状況を受け入れつつ、落ち着きどころが見つかるといいなあと思います。
うちの両親もちょうど同年代。いろいろ考えさせられます。

投稿: kero | 2010年4月14日 (水) 11時38分

ヘッジホックさん
どうもありがとうございます。
本当に、嫌ですよね、見たくないというか、できればスルーしてしまいたいけれど、そういうわけにもいかず・・・。
私の父や母は別所帯とは言え、同じ屋根の下である程度みてあげられるから安心だけど、田舎の義理の父母は東京に娘や息子を送り出してしまって、頼れるのは近所の親戚だろうと思います。
実家に戻るとあれやこれや気を遣ってとっても面倒なんですが、それでも何だか年とった義父や義母がなんだかさびしげで気の毒になってしまいました。
一緒に住むわけではないので自分としてはなんだかずるい気がしますが、出来る限りでよくしてあげたいなと思っています。
とりあえず、頻繁に電話だけは必ずするようにします。
ヘッジホックさんのお父様もがんばられたんですね。
さぞご心配だったでしょう。
どうぞお大事になさってください。
お互いに、出来る限りのことをしてあげたいですね。

投稿: ぽんすけ | 2010年4月14日 (水) 11時47分

keroさん
どうもありがとうございます。
親子関係も夫婦関係もそれぞれだと思います。
それぞれの生活もあるし、環境も、家族の歴史も違う。
私も正直大変申し訳ないけれど、義母のあれこれ毎日の不平不満や弱音を電話で聞くにつけ、面倒だなあと思います。
でも、仕方ないよね、見捨てられないっていうといやらしいけれど、ほっておけない、かわいそうって自然に思っちゃう。
「面倒」と思ってしまうことも、「何かしてあげたい」と思うことも、どちらも偽らざる気持ちです。
できることしか当然できないけれど、自分なりのことをしていくしかないですよね。
その時々、状況状況で、考えて進んでいくしかないですよね。

投稿: ぽんすけ | 2010年4月14日 (水) 12時06分

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