« たけのこ定食屋ぽんすけ | トップページ | 帰省 »

熱狂の夜

 今年の私のGWの目玉、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2010」。今年はショパン生誕200年のショパンイヤー。昨日の夕方から行ってきました。去年ともだちに誘われて初めてLFJに行きましたが、今年は能動的に主体的に動きました。日中は仕事が入るかもしれなかったので、夕方からのプログラムを3つ、はしごしました。
1 2
会場はやはり熱気に包まれていました。集まっている人たちは屋台の食事やドリンクを楽しんだり、無料ライブにノリノリに身を任せたり、それぞれのスタイルでそれぞれのレベルでカジュアルにクラシックを楽しんでいます。そういう雰囲気が音楽祭のいいところ。1プログラム1,500円から3,000円ほどの低料金、演奏時間も1時間程度で、一流の演奏をはしごして存分に楽しめます。
 私が選んだコンサートは3つ。ショパンの真髄・ピアノソロ、大好きなチェロとピアノのデュオ、やはり聴きたいオケ・ピアノコンチェルト、と、3種類のスタイルを満喫しようともくろみました。

コンサート№225 18:00-19:00
  
 公演名
    ショパン ピアノ・ソロ作品全曲演奏
    第7部 1832年-1835年「生気あふれる日々」

 曲目 ショパン:2つのポロネーズ op.26(ヌーブルジェ)
     ショパン:2つのノクターン op.27(児玉桃)
     ショパン:12の練習曲 op.25(エル=バシャ)

 出演者 ジャン=フレデリイク・ヌーブルジェ(ピアノ)
      児玉 桃(ピアノ)
      アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)


コンサート№257 20:30-21:15

 曲目  ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 op.27-1
      ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 op.65
      ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 op.3
      ポッパー:妖精の踊り
 
 出演者 趙靜(チョウ・チン)(チェロ)
      クレール・デゼール(ピアノ)


コンサート№248 21:45-22:30


 曲目  シューマン:序曲、スケルツォとフィナーレ op.52
      シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54

 出演者 ジャン=フレデリイク・ヌーブルジェ(ピアノ)
      パリ室内管弦楽団
      ジョセフ・スウェンセン(指揮)

う~ん、全部聴き終わって思った。我ながらなんたるグッドチョイス!!大満足。

最初のピアノソロでは特にエチュード。骨抜きにされました。豊潤な音符と音の泡とシャワー、極上の指先で頭皮をマッサージ、まるで天国に上るような魔法のシャンプーをしてもらっているようでした。メロメロです。脱力です。

次のチェロ。圧倒的でした。女性でありながら、なんと力強い演奏。ポッパーの「妖精の踊り」の超絶技巧!奏者の激しい息遣いに圧倒されました。弦楽器も呼吸は大切なのですね。ちなみに、最初のピアノソロ・ノクターン 嬰ハ短調 op.27-1は、前の公演で同曲を聴いていました。同じ曲でも、弾き手の表現は違います。比べられて面白かったです。

最後、ショパンと同じく生誕200年のシューマンをチョイスしました。シューマンのピアノ曲、好きです。最初の公演で、ポロネーズを弾いたヌーブルジェのピアノ協奏曲。これはもう、素晴らしかったです。こう、背筋がゾーッとしました。興奮しました。これを聴けて、本当によかったと思いました。文句なく、最高でした。いつまでも鳴り止まぬ拍手。アンコールに大好きなシューマンの「子供の情景」から「詩人のお話」を弾いてくれました。子供の情景全曲、聴きたかった(笑)。終演はすでに午後11時になろうという時間でした。
Photo
コンサートの合間には、趙靜さんのチェロを一緒に聴く約束だった友人と落ち合い、屋台のごはんを楽しみました。ジャンバラヤとハイネケン。爽やかな夜風に吹かれながらの屋台ごはんとビール、にぎやかな祭りのムード、美味しくないはずがありませんよね。また、すごい偶然なのですが、最初の公演の会場で、熱心なクラシックコンサートファンの長野の友人夫婦にバッタリ!あんなに広い東京国際フォーラムで、あんなにあるコンサートの中で、ばったり出会うなんて、ものすごい確率ですよね。さらに、驚くことに、彼らはその次のチェロの公演も選んでいたのでした。つまり私が選んだ3つのコンサートのうち、ふたつは彼らも選んでいたんです。なんたる!!!チェロのコンサートでは自らもチェロを弾かれる友人ご夫婦(やさしそうですてきなだんな様には初めてお目にかかりました)にもお会いしました。
 しかし、コンサートのハシゴは思ったよりかなりスリリングな体験でした。もっと余裕があるかな、と思っていたけれど、タイムスケジュールはタイトで(ハシゴできるように組まれてはいるけど、予定時間よりおすことが多い)、次の公演には慌てて駆け込むという感じです。だから、友人たちにせっかく会ったけど、挨拶もそこそこで、次に駆け込みました。しかし悪くないスリル(笑)。このスリルはクセになりそうです。
 チェロだけは友人と聴きましたが、ひとりで気ままにコンサートを聴く楽しみ、これはなかなかいいです。すばらしい演奏に骨抜きになり、しばらく陶然として呆けていてもいいわけで(笑)。

深夜まで、私にとっては6時間のファンタスティックな体験。濃密で何物にも代えがたい特別な興奮。贅沢な経験をしました。シューマンのピアノ協奏曲の興奮の余韻が冷めず、昨日は3時過ぎまで眠れませんでした(笑)。
Photo_2
 

   

|

« たけのこ定食屋ぽんすけ | トップページ | 帰省 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

おかげさまで、趙静さんのチェロをたのしむことができました。
すごい迫力でしたね~。
その後の、シューマンのP協をきかれたとはうらやましい~。
私も大好きです。

投稿: らみい | 2010年5月 6日 (木) 20時17分

らみいさん
本当に迫力ありました~!
シューマンのP協(こうやって略していうんですね!)、昨夜もうちにあったCDで復習しました(笑)。
あれをナマの迫力で聴けたのは、やっぱりラッキーでした。
らみいさんご夫婦、とってもお似合いですてきでした~!

投稿: ぽんすけ | 2010年5月 7日 (金) 09時38分

この記事へのコメントは終了しました。

« たけのこ定食屋ぽんすけ | トップページ | 帰省 »