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冬の旅・その2・ひねもすのたりのたり

 宿の車に迎えられ、1時半に松本駅を出発。一路白骨温泉を目指します。白骨まで、公共交通機関を使うと、松本駅から松本電鉄で新島々に出て(所用30分・680円)、新島々から白骨温泉行きの松本電鉄バス(所用1時間半・1400円)に乗り換えます。時間もお金も結構かかるので、宿からの無料送迎はとてもありがたいです。
 白骨までの道筋、新島々から先はどんどん山の奥に入っていったけど、期待に反して雪が少なかった。運転手さんに聞いたら、やっぱりここのところ、めっきり暖かかったそう。この日も寒くなかったので、白骨温泉までノーマルタイヤでも行けそうな感じでした。それでも、白骨温泉近くの風景は、雪に飢えた東京人にとっては、やっぱり深山に来たんだなあという雪景色でした。途中、木に登ったニホンザルにたくさん会いました。ドライバーさんによると、木の皮を剥いで食べているそう。なるほど、付近の木は結構無残に皮を剥がれていました。食べるものがないから仕方ないんでしょうが、木はあれで立ち直れるのか、と思うほどでした。
 この日から2泊お世話になる宿は、白骨温泉「白船荘 新宅旅館」さんです。冬限定の連泊湯治プランが格安だった(2泊5食で21,000円)ので、決めました。ここらへんは結構相場が高いので、普通この値段では泊まれないです。
 1時間半ほどで到着。ロビーでそば茶と温泉粥おやきのおもてなしをいただき、チェックイン。ロビーにはおひなさまが飾ってありました(こちらの地方は春も遅く、旧暦で祝うため、一月遅れの4月3日がひなまつりだそう)。
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夕飯までの間にさっそくひとっ風呂。
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Photo_7 白骨のお湯は、湧き出た時は無色透明。だけど、時間が経つにつれて、白く濁ってくるのです(だから、翌日のお掃除タイムの後は、濁りが少なく、浴槽の底が見えました)。何年か前に、温泉の成分の一時的な変化で白濁が薄まり、白濁する入浴剤を使用して大問題になりましたが、今はもちろん、そのような偽装はどの旅館も一切行われていないです。源泉によって、少しずつ濁り方や色の変化があるらしいけれど、ここの旅館のお湯はきれいな乳青色。ほんのりと硫黄の香りが温泉旅情をかきたてます。こんこんと湧き出ていて、源泉かけ流し。この時期、平日はお客も少なく、お風呂も貸切状態の時間も多かった。滞在中存分に雪見の風呂を楽しみました。極楽とはこのこと。
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1月は相当雪が降ったみたい。暖かいとはいえ、大きなつららがたくさんありました。
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ごはん、あの値段だからとそんなには期待していなかったけれど、味もボリュームも大満足、私たちは出されたものをまさにすべて「完食」しました~(写真は一部。この後次から次へ美味しい料理が出ました)。個室タイプのお食事処で、熱いものはあつあつで供されます。全部おいしかった。食べすぎの量だ。これで飲んでるんだから、太らないはずがない~。ここの朝食には、毎食必ずここの源泉で炊いた「温泉粥」が白いご飯とは別に出るのですが、これがまたすごく美味しい。ほんのり黄色みを帯び白濁してて、「硫黄臭くないかな?」と恐る恐るだったんだけど、温泉の香りがごくほのかに漂い、普通のお粥に輪をかけてやさしくおいしいお粥でした。お肉は少なく、野菜、特にきのこが惜しみなくたっぷり、お魚中心で、うちの好みでした。この地方の名物のとうじそば(あたたかい具たっぷりのけんちん汁のような鍋に、柄のついた小さいざるでそばを投じて食べる)も美味しかった。
 中日はダンナも私も日がな一日読書&温泉。ただひたすら。のびのびしたなあ!!存分に非日常を楽しんだデス。お天気は朝のうち雨(たまに上がって日が差したりしたけど)、お昼前からあられ、夕方から雪。東京では春一番が吹いていたのですから、やはりここは気候が違います。5月まで雪が降ることもあるそうです。
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読書記録・・・・・川上弘美「ゆっくりとさよならをとなえる」、宮下奈都「太陽のパスタ、豆のスープ」、池波正太郎「侠客(上)」(下巻は時間切れ)
狙ったわけではなかったのですが、ワタシ的に温泉でのんびり読むにはナイスな選択でした!!読後感ヨシ!!
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中日のお昼はお部屋に鍋焼きうどんを持ってきてくれました。部屋で鍋に火を入れ、あつあつを食べる。うまくないわけない。
宿で働く人たちのもてなしも気持ちよく、設備も満足です。おふとんも清潔でふかふかだった~。おかげで本当に充電できました。

翌朝。前日とはうって変わって、まぶしい青空。
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居心地のいい旅館を発つのは後ろ髪引かれるけど。松本駅まで送ってくれる宿の車に乗って、朝10時、出発。
 

実は前夜にあっと驚く展開が待っていたのですが、それはまた明日。

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コメント

うわあ、いいなあ白濁のお湯での雪見風呂!
(なぜか白濁が好き・・・)
ツララなんて、もう何年も見てない。。。今見たらきっと折ってなめそう(笑)
最近缶コーヒーのCMで「贅沢だ」っていうのがあるけど、こういうのを贅沢っていうんだわ~っておもいました。

意外な展開とはなんぞや!?続きを期待しちゃう!

投稿: kero | 2011年3月 3日 (木) 11時23分

m(_ _)m ”ツララ”懐かしいです。もう平地にした昔の実家(大昔、角栄さんも購入候補だった中古住宅でした。大きくなかったけどsweat01)に大雪だった時にツララが軒下に挨拶していたのを思い出します。
子供には痛そうだけど、触って氷のスターウオーズのような剣をゲットしようとして、ツララはサヨナラと下へ落ちて行きました。
 読書旅行は憧れで、何冊も持って結局読まずに終わります。spabottleもお食事も素晴らしいこだわり!!
キュイジーヌ研究者には不可能です。sweat02
昨夜ミュウに面会したら、大小エリザベスカラーの二重でしたhappy01 でも声掛けたら元気でしたgood
ご心配・応援ありがとうございますm(_ _)m

投稿: ルナまま | 2011年3月 3日 (木) 12時51分

keroさん
白濁のお湯って、やっぱり温泉の中の温泉って感じで、やっぱりうれしいよね。
混浴でも、抵抗が少ないしね(うちの旅館は混浴露天はなかったけど)。
もうちょっと「枯れ」たら、混浴もいいなあなんて(笑)。
今までためにためた旅行行きたい気分を全部ぶつけたら、最近のワタシの旅の気分はこんなです。
ウィルが留守番して、ジジババが面倒を見てくれたから、久しぶりのスタイルですよね。感謝です。
まあ、たまの贅沢、許されるよね(笑)。


ルナままさん
ミュウちゃん、元気でよかったですね!!!
ほっとしました!!!
あと一息、ミュウちゃんもママパパもがんばれ!!
あの種はどこの病院でも診てくれますか?
そこらへん、教えてください。
↑のkeroさんも、ビーグル仲間、北陸(福井)生まれなんですよ。
私と違って、雪や氷、海や里に縁があって、生まれも育ちも東京の私は羨望のまなざしです。
普段週一日の休みもままならないことが多く、ようやく休めれば疲れがたまってうちでゴロゴロ、お金もないから出かけることもほとんどないので、たまに行く旅行には、脱力さえ全身全霊って感じです(笑)。
でも、旅館で考えていたのですが、うちをこざっぱり掃除して、お風呂入れて、電話をオフにできる数日間があれば、多分最近の自分たちは、旅行に行かずともそれなりの極楽は味わえるようになりつつある気がします。
転地効果は、やっぱりありますけれど。

投稿: ぽんすけ | 2011年3月 3日 (木) 14時20分

良い意味の脱力の旅spaいいですねhappy01
とりあえず、私は近場でストレスフリーを味わいます。notes
 ”?子”たちを診てくれるのは、手負いの場合(自動車事故とか?)で、本当に限られた先生しか・・・それも常時でもありませんsweat02
役所、動物園など散々相談しましたが、真摯に聞いてくださいましたが、良い回答はありませんでした。(詳しくはお会いしたときに)
胃弱でいつ・・・かわからない子で、でも取りあえず命を4回助けました。感謝しかありません。
しかし、接触し親から離し、紙袋に捨てて行った人間は絶対に許せません。
 頑張って、藤堂志津子さんの”愛犬リッキーと親バカな飼主の物語”は読みました。dog次は坂の上の雲第2巻とストロベリーナイトがひかえていますscissors

投稿: ルナまま | 2011年3月 3日 (木) 17時55分

ルナままさん
やはり、どこでも診てくれるわけないですよね。
先生を探すだけでも大変ですね。
う~む、かわいいだけでは動物は育てられない、まして犬猫とはさらに別の次元で、本当にどのような経緯であのような状態に行き着いたのか、動物の心の読めるあの外国人のおばさんに、ミュウちゃんの心を読んでほしいですね。
とりあえずはミュウちゃんの快復、ですね。

投稿: ぽんすけ | 2011年3月 4日 (金) 11時36分

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